「応援したい会社」プロジェクト

社会に必要とされる「応援したい会社」と「働くことで成長したい若者」をつなぐ。

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「応援したい会社」訪問記 ~番外編~ 【本業で進化する藤原印刷さんに会いました】

ミリオンセラーゼロ時代の印刷会社
今年はついに単行本のミリオンセラーが1冊も出なかったという出版業界。スマホが爆発的な普及期に入り、アニメやゲーム、音楽、映像などのコンテンツ産業が活気に沸くなかで、同じコンテンツ産業の中でも製造業でやってきた出版業界は紙の本が販売不振になって元気がありません。
書籍系の印刷会社もきっと厳しい状況だろうと思っていたら、デジタルメディア時代の波をとらえてサービス業へと若返りを進めている面白い印刷会社さんがありました。

fujiwarainsatsu.png

会社の年齢は55歳。
ソニックガーデンの倉貫さんがぽろっと教えてくださった藤原印刷(本社:長野県松本市)さんです。これまで150社もの出版社とおつきあいがあるという老舗印刷会社の二代目、藤原章次さんに会いました。私たちも情報発信者側としてアナログシステムの中でガラパゴスになっていないか、問い直してみたかったからです。

事業の心にもつ言葉は「心刷」です

fujiwara shinsatsu
藤原さんがスコラ・コンサルトの応接室にある書棚をさっと見渡して、「うちでやった本もありますよ」とすぐに抜き出してくださった一冊は、エドガー・H・シャインの『プロセスコンサルテーション』でした。さすが、自社製は見ればわかるんですね。

「心刷品質」の強みがじわじわと利いてくる
創業者の現社長のお母様がタイピストというお仕事だったことが会社のルーツになっているだけあって、単行本の本文の文字をレイアウトする美しい文字組み、それを印刷用の版にしていく組版の品質には自信があるそうです。印刷の手前のその工程では、一文字一文字にも目を通して仕上げをするという細部へのこだわりは同社の伝統です。

半世紀以上、そんな丁寧な仕事で150社もの出版社の本づくりをしてきた藤原印刷さんの経験がどう生きるかといえば、編集者がイメージを伝えて原稿を渡せば「これだ」というレイアウトが自在に導き出されて組み上がってくる、つまり出版社が安心して原稿を渡し、組版から印刷・製本・納品までのトータルなプロセスをお任せできるということです。このプロセスの経験が豊かで品質が良いほど、出版社は魅力的なコンテンツの発掘と編集、セールスに集中できるということ。

アナログ&デジタル出版のワンストップサービス
さらに、IT業界など別の分野で働いていた若い三代目兄弟が家業を継いだことで、伝統の上に立つ「革新」が可能になりました。まだ輪郭の不鮮明な書籍の電子化などデジタルメディア化、マルチデバイス化の対応においても、藤原印刷さんは小さなニーズを拾いながら先行しています。親孝行ですね。

紙であろうとデジタルであろうと書籍の核になるのは、DTPと言われる版をつくる技術。藤原印刷が磨いてきたこの技術やプロセスからは多様な出版手段が花開いていきます。気がつくと日本でも有数の電子書籍製作の実績をもち、最近ではインターネットでタイムリーに情報発信できるWebブックや、少部数で早くて安いオンデマンドの個人出版など多様なオーダーメイドの印刷物も手がけているそうです。
これで編集機能を高めていけば、ソーシャルメディアで情報発信力を高めた個人とダイレクトに仕事ができる出版ワンストップサービスが実現しそうな勢いです。

社会貢献型印刷のさきがけに
藤原印刷さんには「キフ印刷」というものがあります。
若い世代の藤原さんが自社の事業を通じて何か社会の役に立ちたいと考えて始めました。これは発注側の意思があれば、発注額の一部がNPO法人「育て上げネット」に寄付されるというもの。

sodateage.png

http://www.sodateage.net/

価格競争の激しい印刷業界にあって、値引きしたお金はどこでどう生きるのだろうかと考えたとき、価格を安くする代わりに、そのお金をもっとみんなが社会の困っている人たちのために気持ちよく使えないだろうか、という思いがあったと藤原さんは言います。もちろん発注側に負担はなく、自社の利益の一部を社会に戻すというしくみです。

古いと思われている業界にも新しい世代の感覚や価値観が流れ込んできて、新たなサービスを手探りしながら中小規模の印刷会社の定義もこれから変化していきそうです。事業においても親世代と子世代のコラボで新しいものが生み出せる、そんな希望を感じました。

                                            (谷田)
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テーマ:■就職活動 - ジャンル:就職・お仕事

  1. 2012/12/07(金) 07:30:00|
  2. 「応援したい会社」訪問記
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