「応援したい会社」プロジェクト

社会に必要とされる「応援したい会社」と「働くことで成長したい若者」をつなぐ。

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「応援したい会社」訪問記Vol.10 【株式会社マザーハウス】 ~途上国から世界に通用するブランドをつくる~

マザーハウスさん探訪

3000人の社会人から教えてもらった「応援したい会社」のなかから、「この会社に話をきいてみたいな!」と感じた会社を訪問しています。

「応援したい会社」10社目は、バングラデシュやネパールでバッグなどを製造・販売しているマザーハウスさんです。テレビ「情熱大陸」にも取り上げられたことのあるほどの有名ベンチャー企業。

ちなみに今回は、針谷さんというプロジェクトメンバー以外の方から「ぜひこの会社に訪問して!」と声をあげていただき、インタビュー設定の協力をしていただきました。
針谷さん、ありがとうございました。(今後もこういう形が増えてくるといいな)

motherhouseshop.png


<基本情報>
会社名   株式会社マザーハウス
所在地   東京都台東区
設立    2006年3月9日
従業員数  約100名(国内:約35名、海外約70名)
事業内容  発展途上国におけるアパレル製品及び雑貨の企画・生産・
        品質指導、同商品の先進国における販売
URL    http://www.mother-house.jp/

<「応援したい」会社情報(アンケートの結果情報)>
この会社の良さ 
「発展途上国(バングラ、ネパール等)から世界へ通用するブランドを作る、というビジョンで事業を行っており、途上国の復興とビジネスの両立を目指している。ビジョンオリエンテッドの会社で、価値観が合えば働き甲斐のある会社。社員も個性あり、大変そうでも楽しんでいる」

motherhousehp.png


<訪問記(2012年11月7日)>

小田急新宿店にお邪魔し、店舗統括の山崎靖子さんのところへ、成城大学2年生の沼倉祐亮さんと東京中小企業投資育成株式会社の針谷さん、プロジェクトメンバーの谷田、與良で訪問してきました。
今回快くインタビューに応えてくださった山崎さんは、2008年にマザーハウスに入社しました。
テレビ「情熱大陸」でマザーハウスさんの存在を知ったそうです。
もともと山崎さんはフィリピンのNGOで働かれていたのですが、NGOの支援のあり方に限界を感じていたそうです。特に資金集めに疑問を感じていました。例えば、食べることさえ満足にいかない人たちがたくさんいて、彼らに食べ物を提供したいと思っても、政府などは「教育」の分野にしかお金を貸さない。だから、手間をかけていろんな工夫をしなければならない。無駄な作業も発生する。制度のゆがみを感じていたそうです。

「ビジネスでお金を自前調達した方が、本当にやりたいことができるんだろうな」

と漠然と考えていたのですが、そのやり方がわからなかった。

そんな矢先、それを実現しようとしている創業者の山口さんの姿をテレビで見て、共感したと言います。

そして京都出身の山崎さんに「京都、大阪に出店します。スタッフ募集しています」という情報が舞い込んできて、勢いで入社まで進んでいったとのことです。

山崎さんが入ったころは3店舗しかありませんでしたが、現在は国内8店舗、海外4店舗と4倍に増えました。
そろそろそれらを統括する役割が必要だということになり、何もやることは決まっていない「店舗統括」という役割を4月に任命され、試行錯誤しながら飛びまわっています。

さて、マザーハウスんさんはどんな事業をされているのでしょうか。

もともとは、国際機関でインターンをされていた創業者の山口さんがバングラデシュでジュート(麻)の素材を発見し、これを生かして何かできないかと思い、バッグを製造して販売を始めました。

最初はもちろん店舗もなく、ひとつひとつインターネットで販売していたそうです。

ちなみに、山口さんはバッグの勉強は全くしたことなかったのですが、たまたま素材と出会い、これを使ってバッグをつくりたいと考え、そこから学校に通って勉強しました。

そして、山口さんの志に共感した6名でマザーハウスを立ち上げたとのことです。

↓詳しいマザーハウスのストーリーはこちらからご覧ください↓
http://www.mother-house.jp/story/

そんなマザーハウスさんは、「理念の強い会社」だと言います。

「途上国から世界に通用するブランドをつくり、
 現地で自社工場の拡大を目指している」


「途上国から世界に通用するブランドをつくり、現地で自社工場の拡大を目指している」
接客する販売員の方々は、こういった思いなどもお客様とお話するそうです。

motherhouseyamazaki.png

そんな独特の店員のことを、彼らは「ストーリーテラー」と呼んでいます。

アパレルショップの販売員をストーリーテラーと呼ぶ会社を聞いたことがありませんでしたから、「なるほど!」と思わずうなってしまいました(笑)。

ただ、ストーリーだけで人はお金を払ってまでモノを買ってはくれないことも分かっていると言います。
だからこそ「かわいいモノ」「いいモノ」「高い品質」にとことんこだわっています。

motherhouse bag


製品はバングラデシュの工場で生産しているのですが、この工場は現地の人たちにとって

「みんなが働きたい場所」

になってきたと言います。

もともと創業者の山口さんは、世界最貧困国のバングラデシュにある工場の多くは「大量生産型」で、その設備や労働環境に違和感を感じていました。
だから労働環境が良くて働きやすい工場づくりにもこだわってきたとのことです。

日本人スタッフも2名いて、生産管理をしています。賃金も他の工場よりだいぶ高いそうです。
他にも、消費者である日本人が工場見学にいくスタディーツアーも行っています。
工場で働く人たちは、実際のお客様と出会う機会がなかったので、大いに喜びました。
働く姿勢にも変化が現れたとも言います。

この工場のレベルをバングラデシュのスタンダードにしたい。それはマザーハウスの思いのひとつだそうです。

またいつものように、長くなりすぎました。
このあたりで学生さんの感想に移りたいと思います。

motherhousemeeting.png


=========== ここから ==========

「応援したい会社」訪問記

成城大学 経済学部経営学科2年 沼倉佑亮

 私がマザーハウス様を訪問させて頂き、感じたことはたくさんの『想い』です。

代表の山口絵理子さんが政府の開発援助のあり方に疑問を感じ、会社を設立してから今年で7年目。
「途上国から世界に通用するブランドを作る」という理念をはじめとし「『かわいそう』だからではなく『かわいい』から選ばれるブランドへ」、「必要なのは施しではな、先進国との対等な関係」など、言葉の1つ1つから想いを感じました。

途上国にある素晴らしい資源と可能性があることを伝えたいという想いから、仕事を作ること自体が社会貢献だとし、「与える」ではなく「生み出す」という支援を実行する行動力と情熱に感銘を受けました。

今回、お話をさせて頂いた山崎さんもたくさんの想いに魅かれた1人だとおっしゃっていました。学生時代の海外ボランティアの経験でボランティアの仕組みや現状に疑問を持っていた中、「正しいかわからないが動いてみた人がいる」という興味がきっかけとなり入社に至りました。みんなと話し合いながら仕事を作りあげる楽しさ、お客様をはじめとしてたくさんの方々と知り合えることにやりがいを感じるそうです。店頭に立つ際は販売員ではなく、ストーリーテイラーとして想いやストーリーを伝えることを大切にしている中で、効率ではなく居心地の良い空間づくりを心がけていったところ、自分自身も自宅の次にくつろげる場所になっているようでした。今春からは店舗統括として日本国内のみならず、海外も含め飛び回る山崎さん。この役職も新しくできたため、自らつくりあげる難しさや楽しさのなかで試行錯誤の毎日を過ごされています。

商品を途上国から発信することで、経済的・精神的な壁を打ち破ることは、大きくみると社会構造の変革であるように思います。ボランティアでは限界を感じ本当の意味で自立できるものを届けたいと思う一方で、フェアトレードの衰退という現状があります。課題がたくさんある中で、みんなにとっての幸せや良い社会をつくりあげながら、企業として、ブランドとしてきちんと成立するサイクルができていることが本当に驚きます。すごい!!

途上国にある工場で、現地の方々と一緒に話し合い作りあげていくモノづくりは、商品として店頭に並べられた際にもストーリーテイラーからの想いが加わり、たくさんの顧客の心を動かすモノとして届けられていると思います。そして、『社会をもっとよくしていこう』という想いと、『かわいい』『かっこいい』という商品としての価値を両立していくために『マザーハウス』というブランドが必要だったのだと感じました。

たくさんの『想い』が集まるマザーハウス様は会社として、ブランドとして応援したい会社です。大変なことも裏を返せば楽しいことだとおっしゃられていたのが印象的でした。社会のため、人のため、自分のためと自信を持って働くことができる環境がある素敵な企業でした。

=========== ここまで ==========

佑亮さんのレポートに書かれている、「与える」ではなく「生み出す」という支援、この考え方に目から鱗が落ちました。なぜか施す側と施される側の構造が最初にできあがってしまう国際“協力”。そういった支援のかたちを、真の社会“貢献”に変える=一緒に創りあげていくという意思の強さを、この言葉から感じました。

さて、マザーハウスさんで働く社員さんたちは、どんな人たちなのでしょうか。

まず、そもそも、マザーハウスさんは「すごいベンチャー」だといいます。

スピード感が半端ない。ほとんどのことを自分たちでゼロからつくってきました。
店長といっても、普通の会社の店長とは全然違う。
やることを自分で決めなければならないと言います。

「やりがいは何ですか?」と聞いたところ、

「大変なことと比例していると思います」

と返事が返ってきました。全部自分で考えなければならず、そして自分で動かなければならず、正直、楽ではありませんが、大変なことと比例して「自分でやったんだ」という達成感を大きく味わえるといいます。

また、山崎さんは

「お店が大好き。店長時代は、お店は自宅の次に落ち着く場所だったくらいです。」

と笑顔で答えてくれました。

お客様と関係性ができていくことが好き。

スタッフが成長していくのが嬉しい。

そうやりがいについて、楽しそうに話してくれました。

品揃えも店によって全然違うそうです。
立地や広さ、客層を踏まえて店長が考える仕事だそうです。
こういうクリエイティブな仕事を楽しめる人にはとても面白いと思います。

つい最近、新宿店を改装したのですが、それは現場のスタッフから上がってきたアイデアを「やってみよう!」とやったことです。

採用について聞いてみたところ、「採用は力を入れてやっています」と自信を持って山崎さんは教えてくれました。

確かに大変なこともあるけれど、

「うちで何がやりたいか」

その軸を持っていればとても成長できる、やりがいのある会社だと思います。

これはマザーハウスさん限らず、多くの会社で言えることなのだろうと思いました。

最後に、これからも製品サービスを通して理念を具現化していきたいと強く語ってくれました。

そのためには、まずは多くの人に店舗にきて、モノをみて欲しい

motherhousebag.png

そう強くおっしゃっていました。
マザーハウスという会社や創業者の山口さんのストーリーというシンボル的なものに頼らず、製品サービスで勝負していきたいという強い思いを感じました。

追伸:マザーハウスさんでは、様々な職種で仲間を募集しています。
   急成長をしているベンチャー企業に興味のある若い人たち、「ビビっ」と来るものがあれば、
   しらべてみてはいかがでしょうか。

motherhouserecruit.png

http://www.mother-house.jp/company/recruit/

プロセスデザイナー 與良昌浩
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テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

  1. 2012/11/26(月) 07:30:00|
  2. 「応援したい会社」訪問記
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