「応援したい会社」プロジェクト

社会に必要とされる「応援したい会社」と「働くことで成長したい若者」をつなぐ。

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「応援したい会社」訪問記Vol.7 【 株式会社ISOWA 】(後編) ~ネクストステージ:風土・理念と事業・製品サービスの統合へ~

ISOWAさん探訪

3000人の社会人から教えてもらった「応援したい会社」のなかから、「この会社に話をきいてみたいな!」とメンバーが感じた会社を訪問しています。

世界一社風のいい会社”と“段ボールを通じて世界中に夢を提供できる企業”を目指すことを目標に掲げる「株式会社ISOWA」さんの後編です。

↓前回のブログはこちら↓
http://ouenshitaikaisha.blog.fc2.com/blog-entry-35.html

<基本情報>
会社名   株式会社ISOWA 
所在地   愛知県春日井市
創業    1920年(大正9年)10月
設立    1952年(昭和27年)12月25日
従業員数  256名 (男228名、女28名)
事業内容  段ボール機械の設計、製造、販売、並びに付帯する一切の業務
URL    http://www.isowa.co.jp/

<「応援したい」会社情報(アンケートの結果情報)>
応援したい度  : 4.78 9 票の平均)

<訪問記(2012年10月26日)>

株式会社ISOWAさんに、愛知淑徳大学4年の吉田綾さん、南山大学4年の森下純也さん、中京大学3年の鈴木隆博さん、NPO法人G-NETの小堀聡子さんと與良の5人で訪問してきました。当日は、「内定者研修会」の見学をさせていただき、そのあと、磯輪社長と対話を90分ほど行って、最後は社食でお昼をいただいてきました。

ISOWA.png


前回は内定者研修に焦点を当てましたが、今回の私からのレポートは、磯輪社長から伺った話を中心に書いていきます。



「世界一社風のいい会社」という言葉ですが、2006年1月からなんとなく使い始めたとのことです。

「世界一社風のいい会社」とはどんな会社なのか。

その言葉を使い始めてから、この手の質問をされることが多くなったとのことです。
ただ、当初から詳しく話したことはなく、むしろ、それがどんな会社であるかを定義することはさほど重要ではないと磯輪さんは言います。

「社風」とはみんなでつくるもの。

社員一人ひとりに当事者としてつくってもらう必要があるとのこと。

ですから、「世界一社風がいい会社とは何なのか」を社員同士で話しあったり、考えてもらうことが大事だと考えており、そのための場や機会をつくることに力を注いできたとのことです。

ISOWA社長席
※誰でも社長とすぐに話せる環境が大事だとも考え、オフィスの真ん中に社長の机を置いてしまいました


それと、ISOWAさんは決して「世界一社風のいい会社」ではないと言います。

「「世界一社風のいい会社」を目指している会社」であるとのことです。

その価値観を持つ社員が増えることが大事。
時々、ここを勘違いして入社したいと思う人がでてくるときもあるとかです。

「世界一社風のいい会社」づくりを何年も続けてきて、最近では新卒採用活動で学生に話をするときに「うちの会社イケてるよなあ」と手ごたえを感じられるほどになったとのことです。

もちろん「世界一社風のいい会社」に対する正解はなく、磯輪さんの中でも常に進化し続けています。

ただ、完璧な組織などありません。

さすがのISOWAさんでさえ、社員みんなが今の流れに乗れているわけではないと言います。
ゆらぎが起こるときもある。反抗する人が出てくるときもある。

しかしそれは、当たり前のことだと思います。感情や気持ちを持つ人間が集まった、組織ですから。

ただ、ISOWAさんは、圧倒的に「自分の会社が好き」「自分の会社をもっとよくしたい」と思う社員の割合が多いです。これは、外からみてもわかります。前回、今回の学生レポートからも感じ取ることができると思いますので、ぜひ感じてみてください。

ISOWA吉田さん

新入社員の採用や離職率についてもお話をお伺いしました。

8年前から価値観などに重きをおいた新卒採用のやり方に変えてきたとのことですが、その8年間に入社した大学卒の社員60名のうち、結婚などを理由に退社した人を除いて辞めた人は、わずか3名だけとのこと。そのうち1人とは今でもつながっていて、仕事をお願いする時もあるとのことです。

世の中では、3年で3~4割辞めると言われていますが、8年で5%という数字。
この事実からもISOWAさんの社風が感じられる気がします。

一方、高校卒の社員も毎年採用しているのですが、こちらは数年で半分くらい辞めてしまうとのことです。

違いは何なんだろう?と感じて訊いてみたところ、とても興味深い話が返ってきました。

高校卒の場合は、ISOWAでつくってきた独自の採用プロセスではありません。指定校からの採用が続いてきました。入社試験も、大学卒の価値観や人間性に重きをおいた流れとは異なり、テスト一発の世界。ですので、「ISOWAに入りたい。ISOWAで働きたい。」といったマインドで入ってくる学生はほとんどいないとのことです。

ISOWAさんでも、そういうマインドで入ってきた人は数年で半分くらい辞めてしまうだと知り、改めて、会社への入口(採用)の重要さを感じました。

ただ、さすがのISOWAさんです。対策を考え、打ち始めています。
高校生向けのインターンシップ、クラフトマンシップ制度の導入を始めました。
これからどうなるのか、数年後に聞いてみたいと思いました。

まだまだ書き足りないのですが、まだふたりの学生の感想が残っているのでバトンタッチです。まずは南山大学の森下さんです。

=========== ここから ==========

応援したい会社インタビュー ISOWA
南山大学4年 森下純也

「世界一社風のいい会社を目指す」を経営理念に掲げる段ボール機械の専門メーカーISOWAの磯輪社長のインタビューに同行させていただきました。

今回はISOWAさんの内定者研修見学、社長対談、社長と社食という流れでした。

<内定者研修見学>

私自身、内定先で研修がスタートしています。他社さんの内定者研修にお邪魔するって、なんだか不思議で恐縮です。先輩が新卒の方々に実体験のエピソードを語り、それに対して質疑応答、という形でした。先輩社員はキラキラ輝いていて、新卒の方々も目線から熱意が伺えました(最近人間観察をよくしていて結構じろじろ見ていました(笑))。

<社長インタビュー>

社長とインタビュー。緊張しました。けれど磯輪社長は予想を上回る気さくさ。ニコニコしていてかなりおしゃべり!一気に社長のとりこになりました。

インタビューの途中、ころあいを見計らい企業理念(私が就職活動をしていた際、理念をよく見ていたため)について質問してみました。

「HPを見たところ、企業理念を売りにしていると思えたのですが、企業理念「世界一の社風のいい会社」の具体的な定義、取り組みは何ですか?」と。そしたら社長は「“売り”にしているとは心外だな。」と。私はハラハラ。どうしよう。さらに「明確な定義はない。この理念は社員達当事者の総和であり、社員全員で作っていくもの。決して採用活動のために掲げているものではない。」と。私は正直理解できませんでした。何故なら私はISOWAさんの社員ではなく、外部の者。つまり私に伝える気はさらさらないのかな?と思いながらインタビューを続けて行きました。

ISOWAインタビュー

すると、後半で社長のデスク席が社員のど真ん中にある理由や、社員が社長に意見し、それを取り入れていくお話。

社員さんが自らお客様へのサービスの在り方の改善案や世界一の社風を目指す姿勢のお話を聞きました。また「ISOWAで働けるならどこでもかまいません」と言う社員さんのお話を思い出し、少しずつ理念がしっくりきている自分に気がつきました。また、社長は匿名で、社長に対する満足アンケートをとっていました。普通こんなことできますか?数年間実施しており、評価が下がった年もあったといいます。このお話をしている時もニコニコされていて。「心外だ。」と私に言って下さったのも社員、会社の事を思ってのことでしょう。社長のファンになってしましました。文面よりも、ISOWAさんへ行って、社員さんや社長のお話を聞いていると、企業理念が私にグッと伝わってきました。

<社食で社長とご飯~理想を見た!~>

対談を終え、社食へ向かう途中工場を見学させてくださる社長。そこで見た工場内の社員さん、派遣スタッフさんの顔にハッとしました。……とっっっても【笑顔】なのです! 私が工場に入ったり、道路を歩いていると向こうからニコニコと挨拶して下さいます。社長が近くにいたからとはいえ、この明るさ。社長と社員さんの距離感もとても近く、会話もフランクです。社長や社員さんの雰囲気もとっても良い。

余談ですが私は来年から派遣スタッフさんに関わる職に就きます。既に取引先の訪問にも何度か同行させてもらいました。訪問先で観察するポイントは、働く環境、働いている人の顔つき、派遣スタッフさんをまとめる上司の方などです。これらが良好だとスタッフさんを安心して任せられる、と思うのです。

上記の点でISOWAさんは私にとって理想的でした。こんなところに内定先のスタッフさんも連れてこれたらなぁと思いました。社長にもつい言ってしまいました(笑) 貴重な経験とともに、理想を見た日でした。

<まとめ>

現在、内定が出ていない4年生は約10万人。来月には3年生の就職活動が本格化します。これもISOWAさんの様な中小企業ながら魅力的な企業がたくさんあるにも関わらず、情報が就職活動をしている学生行き届いてないという現実があります。これを少しでも改善すべく、この機会に中小企業にも魅力的な企業はたくさんあるんだ、と知っていただけたらと思います。

=========== ここまで ===========

私も、森下さんが質問したあと、ハラハラしていました(汗)
しかし、磯輪さんは本音で話し続けてくれました。
社内外問わず、真剣に向き合ってくださる磯輪さんの姿勢、見習いたいなと感じました。

最後に、ISOWA社の未来について磯輪さんにききました。

「昔は理念や風土と、事業や製品サービスは、別のものだと思っていました。
 お客様満足よりも、社員満足の方を強く考えていた時期もありました。
 B2B事業になかなか思いが込められず、B2C事業をうらやましいと思った時期もありました。
 でも、2年半前くらいから「本業のど真ん中で風土改革をやらなきゃ!」と気づき、
 風土・理念と事業・製品サービスを切り離して考えるのではなく、つなげていくことを考え始めました。
 実際に、理念発の製品サービスの開発も進めています。
 われわれの製品、ダンボールの製造装置の特性に「耐用年数が長い」というものがあります。
 これは何を意味するかというと、関係がずっと続いていくということ。
 そこを機会ととらえて

 「お客様との接点をピカピカに!」

 していけば、もっとお客様に喜んでもらえるのではないかと考えるようになりました。
 これまでは「買っていただく」ことや「つくる人たち」に注目が浴びがちでしたが、
 これからは「安心安全に使っていただく」ことや「サービス部門の人たち」がもっと
 主役になってくると思います。
 これからはもっと

 『ISOWAらしいダンボールの機械


 を考えて、創っていきたいです。」

風土改革を通して、自分の頭で考えることができる社員が増えてきたISOWAさん。
こういった事業の方向性が打ち出されれば、現場からたくさんの知恵や創意工夫が溢れ出てくるんじゃないかなと思います。
前回の訪問記でも書いたとおり、既に強い事業を持っているISOWAさんですが、ますます「事業の価値」を高めていくのだろうなと想像します。

事業も強くて、社員もいきいき働いている会社。

今回も改めて、いろんな会社や組織に知ってほしい会社だと感じました。

「応援したい会社」プロジェクトでも、何ができるか考えていきたいです。

追伸:
社員食堂にも連れて行ってくださいました。午前中に力いっぱいインタビューをした学生たち、お腹いっぱいになってみんなにっこり笑顔です。

ISOWA社員食堂

プロセスデザイナー 與良昌浩

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テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

  1. 2012/11/08(木) 07:30:00|
  2. 「応援したい会社」訪問記
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:3

コメント

あの時・・・

 森下くん

「ISOWAさんの社風のウリは?」という森下くんの質問に
私が大きな声で異議を差し挟んだ時、本当にビックリしてたね。
でも私も憤慨してたんだよ。

『ウリ』という言葉もさることながら、社風は口で言うより、感じるもの。
実際にISOWAに来ているんだから、そんな質問するより、
感じてよ。 笑

帰る頃には、感じてもらえたようで、何よりでした。

あと二人の記事も楽しみだな~
  1. 2012/11/08(木) 14:57:41 |
  2. URL |
  3. 磯輪 #-
  4. [ 編集 ]

磯輪社長、

失礼な言葉、申し訳ありませんでした!

I SOWAを訪れ、あんなにイキイキとされてる社長に会え、私も感化されました。また理想に出会う事が出来ました。本当に意味ある日でした。

今日、14卒の後輩にISOWAさんのことを紹介しました!私も紹介できて嬉しいです!

コメントありがとうございました!

  1. 2012/11/08(木) 23:23:46 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

緊張してました。

内定者向け研修会の内容ですが、
ISOWAの内定者ではない人たちにも参考になるのか、
とても心配してました。

少しの時間の見学でしたが、立派な記事を書いて頂き、
ありがとうございました。ほっとしました。

記事にもありましたが、中小企業も含めて、
実際にその会社に足を運ぶことの大切さが、
多くの就職活動者に伝わるといいですよね。

ブログを読んでいて、
こういった活動のすばらしさを実感しました。

いい経験をさせて頂き、ありがとうございました。
  1. 2012/11/09(金) 14:31:14 |
  2. URL |
  3. 児玉 #-
  4. [ 編集 ]

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『応援したい会社』ブログで紹介されました

先月、わが社を訪問してくれた『応援したい会社』プロジェクト。 来社してくれた   愛知淑徳大学4年の吉田さん   南山大学4年の森下くん   中京大学3年の鈴木くん   NPO
  1. 2012/11/24(土) 21:36:03 |
  2. 磯輪日記

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