「応援したい会社」プロジェクト

社会に必要とされる「応援したい会社」と「働くことで成長したい若者」をつなぐ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「応援したい会社」訪問記Vol.4 【 株式会社ソニックガーデン 】 ~「納品のない受託システム開発」という新しいコンセプトへの挑戦~

3000人の社会人から教えてもらった「応援したい会社」のなかから、「この会社に話をきいてみたいな!」とメンバーが感じた会社を訪問しています。

4社めは、“「納品がない」という新しい形の受託システム開発”と“「人の習慣を変える」ITサービスの提供”を展開するベンチャー「株式会社ソニックガーデン」です。

<基本情報>
会社名   株式会社ソニックガーデン 
所在地   東京都渋谷区
設立    2011年7月1日(創業は2009年5月1日)
従業員数  7名
事業内容  オリジナルブランドのソフトウェアの提供
        クラウドで動くウェブアプリケーションの開発受託
        コンサルティング・社員教育および、講演・執筆など
URL    http://www.sonicgarden.jp/

<「応援したい」会社情報(アンケートの結果情報)>
回答者のこの会社との関係性 : 「お客さま」と「知人が勤務」が各1票(計2票)
応援したい度  : 4.75(2票の平均)
この会社の良さ 
「顧客ニーズに応じた対応力がある」
「これまでのソフトウェア開発のビジネスモデルを変えるような新しいビジネスモデルを模索・会社として規模だけを求めないスタイルで、「社員が満足する環境」を重視し、新しいオフィススタイルや人事評価制度などを実施している」


図1


<訪問記(2012年9月27日)>

ソニックガーデン代表取締役社長の倉貫さんと副社長の藤原さんのところに、プロジェクトメンバーの谷田と大東文化大学4年生の中田隼太郎さんと與良の3人で訪問してきました。

ソニックガーデンさんは、大手システム開発企業「TIS株式会社」からスピンアウト(独立)して生まれたベンチャー企業です。「TIS株式会社」初の社内ベンチャーとして「社内SNSシステム」を開発・販売してきました。そして昨年7月に独立したのです。

まずここで、ひとつ「すごいな」と感じたことをお伝えしたいと思います。

実は、TIS社には「社内ベンチャー制度」はなかったのですが、倉貫さんは、自分で経営に働きかけて社内ベンチャーとして認めさせてしまったのです。そのときに3年間の赤字猶予期間をもらったそうですが、結果2年で黒字化したとのことです。そして、よりやりたいことができる環境をつくるために、独立したとのことです。
当時TIS社は3000名の会社だった(現在は3社合併して8000名規模に)のですが、そのような大きな会社でも倉貫さんのような動きが実現できてしまうという事実を、まずは知って欲しいと思いました。

では、それはなぜできたでしょうか。

「強い意志」「実現できる力」を持っていたからです。

どちらかだけでは恐らくダメで、両方を兼ね揃えていたから、現実を動かせたのだと思います。

「意志」と「力」を持てていれば、どこにいようと、やりたいことをやれる可能性が高くなる。

このことを、倉貫さんの「通ってきた道」から、若い人たちにはぜひ知って欲しいと思いました。

そんなソニックガーデンさん。大手企業の「いいところ」と「そうでないところ」を知り尽くしています。

従来の受託システム開発は相手のニーズ(要件)に完璧に応え続けるプロセスをとる必要があり、完成時に100点満点を求められるため、「納品」に苦しむプログラマーやエンジニアが多いとのことです。システムの規模が大きくなるほど100点満点のシステムをつくることは困難になっていきますから、なおさらです。完璧な納品にするために、事前に仕様書などの膨大な資料を作成して机上で何度もチェックします。この手間も非常に大きく、「プログラマーなのにプログラミングができない」状態になってしまいがちです。これは受託開発業界の常識だと言っても過言ではないと思います(私もこの業界にいたことがあるので、わかります)。

そのような「業界のイマイチ」な慣習に疑問を持ち、倉貫さんは「納品のない受託開発」というサービスコンセプトを生み出しました。アジャイルという「試行錯誤」の開発手法を採用、「完成」という概念を持たないシステムの開発です。永遠に開発途上という考え方です。常に進化しつつけるシステムという考え方です。

このサービスコンセプトが適するお客様(例えば、WEBサービスなど常に進化し続けるサイト運営など)と、そうでないお客様(例えば、銀行システムなど確実なシステムを使用など)がいると思います。
ですが、ソニックガーデンさんとして、「自分たちが価値を生み出す場所」を明確に定めた秀逸なサービスコンセプトだと思いました。もちろん、ドキュメントは一切つくりません。このコンセプトを理解してくれる企業のみがお客様になり得るという論理になるかと思いますが、意外にに多く存在すると感覚的に思います。

世の中にまだ存在しない「受託開発のあり方」だと思い、(業界経験者として)久しぶりに面喰いました。この市場が創造されていけば、「プログラマーが、プログラマーらしく、職人として追求していける」環境になり得るだろうな、「生涯プログラマー」という生き方・働き方を目指す人には、素晴らしい環境になるだろうなと感じました。

まだまだ書き足りないのですが、そろそろ学生さんにバトンタッチです。

さて、学生さんからはどう見えたのでしょうか。
ちなみに、今回同行してくれたのは、実は今年「起業」した学生さんです。
今回「起業家」の先輩からの言葉として、いろんなことを感じたようです。
それでは、感想レポートになります。

=========== ここから ==========

応援したい会社 インタビューレポート

【株式会社ソニックガーデン】
代表取締役社長  倉貫義人
代表取締役副社表 藤原士朗

大東文化大学 4年 中田隼太郎

この度私が訪問させて頂いた会社は、ソフトウェア会社の株式会社ソニックガーデンさんです。

私からの詳しい事業内容や設立までの経緯は、省略させて頂きます。

【徹底的にお客様思い】

私が今回のインタビューで一番強く感じたことは2点、

< お客様の事を本気で考えながらサービスを提供している >

< 一緒に働く仲間を心から信頼している >

です。

お話を伺っている中で、代表のお二人からは

「こうすれば儲かります」

「こうすれば会社を大きくできます」

と言った言葉は一切出てきませんでした。

顧客はどんなサービスを求め、どこにニーズがあり、どうやったら不満を解決することができるのかを考え、
顧客と成長し、皆が幸せになる仕組み作りを求める姿は非常にカッコ良かったです。

さらに、本当の意味での【お客様第一主義】を目指すには、一緒に働く仲間を最も大切にしなければならない事を学びました。

ソニックガーデンさんのもう一つの特徴は、社員を心から信頼しているところです。

顧客とのコミュ二ケーションからソフト開発までの全ての業務を一人ひとりに任せ、社員のクリエイティブな部分を活かすために、マネジメントは一切していないそうです。
これは半端な信頼で出来ることではありません。

私は最初、なぜここまでお客様の事を考え、社員を心から信頼できるか不思議でした。
しかし、お話を伺っていくにつれ分かった事は、ソニックガーデンさんで働く全ての方が、プログラマとしての誇りを持っているからだと気づきました。
ここで印象に残った言葉は

「プログラマは難しい仕事です。誰にでもできる仕事にはしたくない」

そして、

「ソフトウェアを作るのに大切なことは時間を掛けること。人は学習するのでどんどん良いものなっていく。
さらに、良いアイディアは思いつきで生まれるため、納品型ではそれが活かせなくなる。プログラマはクリエイティブな仕事です。」

というお言葉でした。

本気でお客様の事を考え、仲間を大切にする倉貫さん、藤原さん率いる株式会社ソニックガーデンさんが、
応援したい会社に選ばれた理由がたった2時間のインタビューでしたが、非常に良く分かりました。

今後のビジョンとして、

「それぞれの社員が弟子を持ち、のれん分けをして欲しい。そして、このビジネスモデルをやりたい企業と組み、
皆がハッピーになる良い会社を増やしていきたい。30年掛けて大企業の存在しない、一人一人の存在価値が大きい小さな会社だけの社会を作っていきたい」

と語っておりました。

今回のインタビューに同行させて頂き、誰かが応援したい会社は会社の大小関係なく、皆が応援したい会社なのだと改めて感じました。

プログラマーとして、皆が幸せになるにはどうすれば良いかを問い、新しい事に挑戦し続ける倉貫さんと藤原さんに今後も注目です。

=========== ここまで ===========


中田くんは起業してから、生みの苦しみの中にいます。
そんな悩みを立ち上げたころから聞いてきました。
そんな彼にとって、少しでもキッカケになれば。
今回はそんな想いもあり、彼に同行してもらいました。
いろんなことを感じたと思います。学んだと思います。
特に「ビジネスはお金儲けだけじゃない」ということ。
彼も頭ではわかっていることだと思いますが、そのあたりについて、もっと何かを“感じて”もらえるといいなと思いました。頑張れ!


さてさて、話題を少し変えます。
それでは、ソニックガーデン社さんのこれからの課題は何になるのでしょうか。

では、ソニックガーデンさんのこれからの課題は何でしょうか。
倉貫さんも自覚していたのですが、社員が増えてきたときのマネジメントにあると感じます。
いまのモデルは、社員ひとりひとりの「主体性・自律性」に任せることがうまくいく鍵になるため、規模を大きくすることは難しい組織運営の形であり、少数精鋭だからこそできるのではないかという見方もあります。
倉貫さんは今後の課題について、こうおっしゃっていました。

「ナレッジワーカーであるプログラマーは、本来、マネジメントをしない方が力を発揮する。だから、マネジメントをしない会社をつくりたい。ただ、それでは会社を大きくできない。マネジメントしない代わりに、その人を“信頼”するしかないのだが、もし社員が増えれば「○○はちゃんと仕事しているか」とか気になってチェックしてしまうかもしれない。」


高次元の悩みですが、とても本質的です。

そんな考えをもつ社長の横に、名参謀といってもいい副社長の藤原さんがいるのも心強いだろうなと思いました。
藤原さんは、「倉貫さんの思いと現場を私が繋ぐんだ」という強い意志を持たれており、そんなお二人が引っ張っていくソニックガーデンさんは、ここから新たな試行錯誤が始め、さらなる成長、発展を遂げていくのだろうなと感じました。

本当、こういう素晴らしいあり方は、ぜひ世の中に広まって欲しい。

何ができるかわかりませんが、世の中に広まる応援をしたいと思いました。

ですが、そういうものであるからこそ、広まりにくいものなのでしょうね。
まさに、「いいものをつくる」と「いいものを広げる」のジレンマなのでしょう。

そんなソニックガーデンさんですが、急いで人の採用をしているわけではありませんが、優秀な人であれば仲間としてジョインしてほしいとのことです。ただ、最初のコンタクトから半年くらいかけて、じっくりお互いを知り合ってから入社という流れになるとのことです。

現実問題、ソニックガーデンさんで多くの人が働くのは現時点では難しいでしょうから、この理念なりコンセプトに共感し、そういう事業・働き方を志向する企業や人・組織が増えるといいなと思いました。そうなれば、よりいきいき働き、幸せに生きるプログラマーが増えるだろうなと想像できました。

近い将来、ソニックガーデンさんとしてもそういった「のれん分け」的な仕組みも考えていきたいとおっしゃっていますので、まずはこういう考え方を理解し、さらには世の中に広げてもらえるといいなと感じました。

もちろん、自分たちで「やってみる」会社が増えたら、それは素敵なことだなあと思いました。

追記:Facebookのファンページから様々な情報を提供していますので、ぜひとも「いいね」をお願いします!!
   http://www.facebook.com/SonicGarden.Japan

図3
スポンサーサイト

テーマ:■就職活動 - ジャンル:就職・お仕事

  1. 2012/10/05(金) 06:12:10|
  2. 「応援したい会社」訪問記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://ouenshitaikaisha.blog.fc2.com/tb.php/16-8045d8ec
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。