「応援したい会社」プロジェクト

社会に必要とされる「応援したい会社」と「働くことで成長したい若者」をつなぐ。

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「応援したい会社」訪問記Vol.2~事業詳細~ 【 株式会社エクセルシア 】

3000人の社会人から教えてもらった「応援したい会社」のなかから、「この会社に話をきいてみたいな!」とメンバーが感じた会社を訪問しています。

災害用トイレで市場創造する「株式会社エクセルシア」さんの“事業詳細”レポートを、同行したプロジェクトメンバーの谷田が書いてくれました。


※既にリリース済みの学生感想が入ったレポートはこちらです。
 http://ouenshitaikaisha.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

事業の生い立ちなどがわかり、とても面白いレポートになっていますので、お楽しみください!

<基本情報>
会社名  http://excelsior-inc.com/ 株式会社エクセルシア 
所在地   東京都世田谷区
設立    1997年4月
従業員数  4人
事業内容  1.トイレ事業
        災害用・介護用の簡易トイレの製造販売
        2.防災事業
        防災用品の販売、コンサルティング、管理業務の受託
        3.環境修復事業
        ダイオキシン・PCB汚染土壌や焼却灰などの無害化システムの製造及び販売
URL     http://excelsior-inc.com/

<「応援したい」会社情報(アンケートの結果情報)>
回答者のこの会社との関係性 : 株主・元株主
応援したい度  : 5.0
この会社の良さ 
「災害時の電気やガスのない状況下でも屎尿を衛生的に処理することができる災害用トイレを作っているメーカー。自衛隊をはじめ、国内の大手企業にも納入実績有り。また、ダイオキシン、PCB等に汚染された土壌などを無害化する事業も行っている。」


エクセルシアさん探訪


閑静な住宅地を走るレトロな電車が懐かしい東急世田谷線の沿線にあるエクセルシアさん。今回は5倍相当の余裕をもって歩き始めたにも関わらず、また3人で遭難してしまいました。車の遭難では有名な世田谷区ですが、徒歩でも事情は同じ。ナビもまったく通用せず、お迎えの助けをいただいてようやくたどり着きました。そこで私は探し求めていた備蓄用トイレと運命的な出会いをしたのです。

環境を守る分解・脱臭処理技術を生かした災害用トイレを開発

会社の年齢は15歳。
足立寛一社長がダイオキシンの無害化・分解技術をひたすらに追求し、その技術を応用して生み出した「災害用・介護用の簡易トイレ」で急成長中の開発型環境ベンチャーです。

2003年に国内で初めて、鹿児島県川辺町で99.9%以上のダイオキシンを無害化処理するプラントの本格稼動を果たした後、独自の分解・脱臭処理技術を生かした災害用トイレの開発・販売へと事業の柱をシフト。官公庁や企業を中心に納入実績を積み上げてきました。

2011年の東日本大震災を境に、東京都をはじめ自治体の条例で企業や大規模施設に災害用品の備蓄が義務づけられたことから災害用トイレの需要は急増。エクセルシア社でも一気に採用が増えました。さらに高齢社会を背景に、在宅介護を支える新たなインフラとしても注目されつつあるといいます。

殺菌、乾燥した便は肥料にも再利用できる

以前、個人的に地震への備えをしようと思ってネットで調べていたら、「とにかく心身ともに一番困るのはトイレだった」という阪神大震災に遭われた方の体験談がいくつか目に留まりました。「トイレ以外はどうにでもなる」とまで言い切る人もいます。食料や水が減っていく一方で、排泄物は溜まっていく一方。家の中がどれほどたいへんな状況になるか、足立さんの説明で疑似体験しながら商品選びのポイントも学ばせていただきました。

もうびっくりしたのは、目の前のガラス器に入ったサラサラの白い灰状の粉が「ホワイトレット」という処理剤で変化した便だということ。粉末の処理剤を天ぷら粉のようにまぶして10分もすればたちどころに乾燥して粉状になるという魔法のような代物です。薬剤の原料には石灰が使われているので水分にふれると発熱し、殺菌・乾燥もするというスグレもの。処理済みの粉は庭木や畑の肥料にすればよし。この粉末化の技術はエクセルシアさんだけのものです。
ただし、製品自体は一般ユーザー向けではなかったため当初は装備も大がかりで高額でした。

さらに使い方も改良してコンパクトにしたのが「ほっ!トイレ」というタブレットタイプ。碁石ぐらいの石灰色の錠剤をビニール袋の中に散らしておき、そこに排便するだけ。解けたタブレットが包み込んで固める方式なので見ないで処理できるのがポイントです。1回ぶんは個包装のお菓子ぐらいのサイズなので携帯にも便利で、こちらは熱も出ません。
技術者であっても足立さんは「お客様のクレームが情報としてありがたい」と、製品を一般ユーザー向けにもどんどん改良し、非常用でありながらも快適性を高めてきました。自分でもテストを繰り返し、実験は考えうる最悪の条件設定で厳しく行なっています。聞けば毎年、新製品をつくっているということでした。

優位性は長期保管ができること、家内に置いても大丈夫

備蓄用トイレを選ぶとき、私も思い及んでいなかったのは「長期間置いておくと、どうなるか」という点でした。よくある吸水ポリマーや凝固剤タイプには水分を一時的に固めるだけのものが多く、何週間かすると元に戻ってしまうのだそうです。高温の夏にはさらに戻りが早くなるとか。

エクセルシアさんの製品は、もともと有害なものを化学反応で無害化することを目的とした技術がベースになっています。東日本大震災の被災地では何カ月もごみの回収ができなくて、地域の人たちは集積地の悪臭に悩まされたそうですが、エクセルシアさんのトイレごみだけは臭わなかったことが高い評価につながってきました。その被災地では、インフラの復旧にあたる東電や自衛隊にもずっと供給し続けたそうです。

悪臭や腐敗の心配がないという最大の強みは、在宅介護用のポータブルトイレの悩みも解消しています。家の中が臭わないし、何より始末の手間がぐっと軽減されて介護する人を楽にします。そのことが、気遣って介護される人がトイレを我慢しがちになるという問題の解消にもつながるのです。
日常生活でトイレの補助を必要とする人の増える高齢社会を前提にすると、「トイレという家庭内のインフラはまだまだ未整備な状態」と足立さんは言います。自身もご家庭で使われているからこそ実感すること。毎日の生活を楽にしてあげたいという人としての思いがそのまま製品に反映されています。今はまだ開発もテストも販路開拓も商談も一人でこなしている足立さんがずっと手の中で大事にしてきた技術は「社会に役立つものを」という事業の理念そのものなのです。

わらしべ長者のような出会いに支えられてきた道のり

足立さんが事業を軌道に乗せるまでの道のりは決して平坦ではなかったそうです。だまされたこともあったけど、大きな壁にぶつかるたびに「助けてくれる人がどこからか現われて幸運にも乗り越えてきた」のだといいます。JICAを通じて期限切れ手前で交換のために廃棄している製品をトイレインフラの未整備な国で使ってもらおうという構想も、やはり人との出会いがもたらしたもの。ふり返ると「まさに、わらしべ長者みたいです」と、にっこり。
何をするにも、まず足を運んで人と会い話をすることから。そのリアルな接点を信じる足立さんは、だからこそ、これほど忙しいのに見ず知らずの私たちにもちゃんと会ってくださったのだと思います。
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テーマ:■就職活動 - ジャンル:就職・お仕事

  1. 2012/10/03(水) 07:30:47|
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